ブルームバーグ・モンゴリアとナショナル・ニュース・コーポレーション共催の「ブルームバーグ・ファイナンス・フォーラム2018」が17日、ブルー・スカイ・ホテルで開催され、モンゴル銀行副総裁や大蔵省、世界銀行、国内研究機関などの代表らが出席した。
参加者の一部は、国際通貨基金やアジア開発銀行などの国際金融機関が指摘した「国際支出が赤字縮小傾向に転じたが、経常支出の不均衡が続く」との内容を懸念。モンゴル銀行の政策金利1%引き上げ措置、国内物価上昇などについて、経済界も市場における為替変動リスクが高いとの認識を表明。モンゴル経済分析調査研究所G.ボムチメグ社長は為替変動について「モンゴル銀行の為替介入が不確実だ」とした上で、為替変動リスク要因を拡張的な財政政策に求めた。
一方、経済博士Ch.ハシチョローン氏は、2019年の国内総生産の伸び率が6.9%に達すると、楽観的な立場を表明。さらに、社会福祉費用の拡大に伴って財政支出面が大きくなるが、収入面も増加基調であると述べ、投資誘致などへの傾注を促した。