5月17日の午後7時半ごろ、政府庁舎1階の西側ロビーで人か倒れているとの通報が当局にあった。検視結果、死亡した人の身元が判明。元議員で実業者のガワー・バトフー氏であった。

関係筋によると、巡回中の警備員が政府庁舎1階の西側ロビー床で初めて発見した。その後、救急班によってその死亡が確認された。警察は、同氏死亡に関して事故と事件の両方を視野に捜査をはじめている。

故人のバトフー氏は国会議員や国会副議長などを務めるなど民主党有力者の一人で、それまでに民主党副代表を抜擢される実力者であった。

その後、マスコミで同氏が階段からの転落して死亡した、又は心臓発作で倒れたなどが報道された。一方、民主党は20日、記者会見で、これらの報道について事実を否定し、「バトフー氏が吹き抜けから転落した可能性がある」と示唆しながら、死亡原因が転落死の可能性があるとした。また、同氏の死亡に関して早くも真相を明かしてほしい、と当局に求めた。