国会での憲法改正法案の審議入りを受け、モンゴル人民革命党(MPRP)、モンゴル国家民主党(MNDP)、国民勇気・グリーン党(CWGP)など野党側の17党や市民団体は本日、緊急記者会見を開き、現政権による憲法改正に反旗を掲げる抵抗勢力として共闘すると発表した。

反対派は基本的に改憲論を肯定している。だが、問題は与党側に改憲する資格すらないことである。その上、憲法改正を後回ししてもっと緊要性が高い問題の解決を図るべき、とされている。

反対派は記者会見で「改憲より重大な事項がたくさんあるはずだ。オユトルゴイ問題等が重要性が高いのに、改憲を優先させることはおかしい。大統領も議会解散を2回も打診した。全国会議員の半数は、犯罪や倫理上の不祥事に絡んでいる」と改憲する資格がないと訴えた。さらに、同氏らは国会を相手取り憲法裁判所で係争する構えを明らかにした。