「モンゴルは19年に中国経済の成長失速、国内物価上昇、外界資本の流動、為替レート変動、財政赤字膨張、不良債権問題等の内外リスクを抱える可能性がある」と、本日(14日、水曜)ゴロムト銀行やマンダル保険主催の「モンゴル・リスク・フォーラム」で懸念された。

フォーラムでは、中国経済の成長失速を起因に石炭や鉄鉱石、銅など、鉱物資源価格が下落する可能性を否定できない、と研究者が危機感をあらわにし、中国経済専門研究機関を設けるべきとの声が上がる一幕もあった。

一方、ゴロムト銀行のU.ガンゾリグCEOは「通貨トゥグルグの足元での下落は、財政政策、政権の選挙公約とその実現に係る無駄な経費による」と語り、さらに「政権は輸出向け産業創出に消極的である」と強烈に批判した。