汚職対策庁は、25日の定例記者会見で、政府高官67名の資産申告に対して再審査を行って2名の減給の懲戒処分としたと3月の活動報告を発表した。

質疑は、元閣僚や政府高官絡みの汚職疑惑、ゾリグ氏殺害事件などに集中。同庁は、N.ゾルジャルガル前モンゴル銀行総裁について問われると「同氏に関して3つの疑惑がある。この事件解明を急ぐため、オーストリア捜査当局に協力を依頼した」と答えた。また、D.ドルリグジャブ元法務大臣について「まだ取り調べ中」と詳細な情報を回避。同庁はゾリグ氏殺害事件について、捜査官による拷問行為があったと実態を認めたが、「捜査への妨げになりかねない」とそれ以上の発言を控えた。当局は、ゾリグ氏殺害事件捜査官4名を15日間拘留していることを明らかにした。