オフナー・フレルスフ首相は26日、25日の夜にモンゴル入りした韓国のイ・ナギョン首相と公式会談をした。韓国首相のモンゴル訪問は、2015年のファン・ギョアン元首相以来、4年ぶりである。

両首相は、イ首相の歓迎式典に続き、個別会談と関係者同席の拡張会談に臨んだ。冒頭で、フレルスフ首相は、イ首相訪問を大いに歓迎するとし、「首相訪問は両国の総合的パートナーシップ構築に向けた関係発展に資するものだ」と述べた。イ首相は「国交を樹立してから両国関係は凄まじく発展した。昨年だけで両国をおよそ20万人が行き来している」と語り、「モンゴルと、産業のみならず、環境保護、医療などの分野で協力していく余地がある」との意向を伝えた。公式会談で、韓国政府の無償資金協力3億米㌦を財源とする10県における地域型火力発電所の建設事業、また、約5億米㌦の緩やかな条件付き借款による集合団地建設事業を加速させていくことで合意。また、2020年に迎える外交関係樹立20周年に向けて両国関係を総合的パートナーシップから戦略的パートナーシップへ格上げさせること、ビザ免除措置制定に関する検討を始めること、文化やスポーツ交流を含め、幅広い分野での記念行事企画で一致された。