モンゴル・米国インド太平洋軍共催の「ハーン・クエスト2019」多国軍合同軍事演習の開会式典が6月15日、ファイフ・ヒルズ軍事演習場において行われた。

同軍事演習は今月28日まで続く。今年は開催17年目。モルドバ、イスラエル、ヨルダン、アフリカのベニン、ザンビア、ルアンダ、トーゴの新たな参加国を含む、37カ国が約500人規模の隊員を派遣。モンゴル軍を含むと総勢1400人規模となる。

開会式の挨拶に立ったハルトマー・バトトルガ大統領は「モンゴルは、国際社会の一員として2002年から平和維持部隊の派遣を始めた。その数は延べ1万7000人に達する。平和維持の任務は、隊員に練度、忍耐力、勇気と即時判断力などを要する。常時訓練は緊急時対応や有事の際の被害軽減などの任務遂行力を高める意義がある」と述べた。