大統領府がザンダーフー・エンフボルド大領府長官の辞職表明を受け、後任人事の調整を急いでいる模様だ。

関係筋によると、エンフボルド長官は次の総選挙に向けて母体の民主党(DP)へ選挙対策強化のために復帰するという。DP内でもツェヴェグドルジ・トワーン幹事長を後退させ、その後任にエンフボルド氏を充てる人事調整を行っているようだ。国内メディアによれば、エンフボルド長官の後任にウルジーフー・シジル大統領府報道官の起用が最も有力視されている。

エンフボルド長官は、2016年の総選挙でDPが歴史的な大敗北を喫した際に、引責辞任をしていた。その後、大統領選挙の際、現職のバトトルガ大統領を支持し、DPの大統領選挙立候補者選びでも活躍した。バトトルガ大統領から大統領府長官に抜擢されてから現在に至る。今後、同氏の政治的動き、DP内の舵取りが注目される。